兵庫県加東市の山間にある国宝朝光寺に行ってきました。

このお寺は法道仙人により孝徳天皇白雉二年（651）頃、開基されたと伝えられています。

本尊は、十一面千手観世音菩薩。昭和29年国宝指定。高野山真言宗。

このお寺は木村拓哉さんが織田信長役で主演の映画「レジェンド＆バタフライ」で

同寺を比叡山延暦寺に見立て迫力の合戦が撮影されたロケ地としても注目されました。

歴史を感じる石段を上がり仁王門を抜けると本堂です。

本堂屋根を支える大きな梁は曲がり具合が微妙に違いながらも強度とバランスを保っており、

当時の建築技術の高さを感じました。

つくばねの滝は国宝朝光寺の近くを流れる鹿野川周辺にツクバネが多く自生していることからこの名で呼ばれ、親しまれています。

ツクバネはビャクダン科の植物で、果実の形が羽子板で突く羽根に似ているので、衝羽根(つくばね)と名付けられました。（加東市の天然記念物指定）

本殿前には地元のボランティアガイドさんが居られ、寺の由緒から建造物内外の案内、

つくばねの木の紹介まで大変丁寧に説明いただきました。

違った季節に是非また訪れたいと思います。

※ボランティアガイドは週末のみとの事でした。

2024.10.11